+中学生日記 003+


「その、真っ赤な薔薇、どこぞのパトロンからの贈り物なん?」

「あぁ?」

「昨日までは、そんなんなかったやん。」

「ただのもらいもんだ。」

「真っ赤な薔薇の花束なんて、よっぽど深く愛されてんねんなぁ。」

「お前、馬鹿か?」

「ただの可愛いやきもちやんか。」

「そんなもん、やく必要なんてないだろ。」

「何?俺、そんなに愛されてる?」

「死ね。」

「お前のためなら、死んでもかまへんけど。」






「薔薇、似合うなぁ。」

「まだ、いってんのか。」

「違う、ほんまにお前、赤いの似合うなぁって思ってん。」

「お前にほめられても、微妙。」

「赤が似合う男なんて、そうおらんやろ?」

「いるだろ...ほら、林屋ペー....」

「あれ、ショッキングピンクやし。」

「俺は、なんでも似合うんだよ。」

「否定はせんけど、赤は特別やな.....

ちょっと、手、かしてみ。」

「なんだよ。」

「ええもん、あげるから。」




「痛っ.....てめぇ、何しやがんだ。」

「何って......強く小指を噛んでみました。」

「ふざけんな。」

「あぁ、血、でてきた。」

「あたりまえだっ。」

「やっぱ、赤ん中でも、この赤がお前にはよう似あうで。」

「はぁ?」

「小指から血が滴って、赤い糸みたいやろ?」

「お前なぁ........。」

「こうやって、俺が舐めたれば、俺とお前、赤い糸でつながっとるみたいやんか。」

「まさか、そんなこと言うためにこんなことしたんじゃねぇだろうな。」

「ま、赤い糸ゆうんは後付やけど。」

「手、かせよ。」

「なんやの?」

「赤い糸が俺だけだってのは不公平だろ。」

「うぬぼれんなや。」

「何?」

「お前の赤い糸は俺につながってても、俺んは、お前んとこつながってるとはかぎらへんやろ。」

「てめぇこそ、うぬぼれすぎだ。」

「俺ら、つながってへんよ、何にも。」

「だから?」

「だから、つながりたいって思うんやろ。」

「誘ってんのか?」

「欲情してん、その赤のせいや。」

「お前は、牛か。」

「お互いさまやろ。」





「あの薔薇、捨ててええ?」

「あれは........。」

「ただのもらいもんでも、気分よくないねん、

それに、薔薇のとげでお前が怪我でもしたら大変やし。」

「お前が言うな。」

「血、流すんは俺のためだけにしとき。」

「.........捨てとく。」

「ええ子やね。」


けだるいくらいの甘い匂いと、鉄の味に

ただ、つながるように

抱かれていた日



初★忍跡作品です。

書いたのはオフ共に初めてだったりします(;・∀・)

私の中での忍跡は、良い意味で冷めたふたりってイメージがあります。
だるーくて、濃いけれど、後は引かないみたいな。

今回の話でこれといったテーマも無く、ただ、跡部の部屋ってイメージなんですが

意味も無いただの日常みたいなことを台詞だけで表現できたらいいなと思ってます。


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